そろそろ大学受験の英語の勉強を始めようと思っている高校生は、どこから何を始めようか・・と迷うものです。
文法問題? 長文読解? 和訳問題? それとも英作文?
「自分の苦手なところから始めよう!」と思っていませんか?
もしその通りに苦手な分野から潰していこうとしてると、受験日までに目標の英語レベルに到達できないかもしれません。
英語の受験対策を何から始めればよいか迷っている人が、まずしなければいけない事。
それは、
①「読解問題」の点数を上げること
②志望大学・学部を早く決めること
③試験内容の分析
①「読解問題」の点数を上げること
これから英語の受験対策をする人は、まだ志望大学・学部が決まっていないかもしれません。
そうゆう人は、まずは読解問題の点数をめいっぱい上げる勉強に取り掛かってください。
どこの大学を受けようとも英語の試験には必ず「読解問題」が出題します。
そして、「読解問題」の点数配分は高いからです。
現行のセンター試験では、2017年度を例にすると、「読解問題」の点数配分は 200点満点中/142点です。
約70%の点数が「読解問題」からとなります。
他の問題が解けなくても、読解問題が満点ならばそれだけで 142点獲得できるということです。
また、センター試験の後継にあたる大学入学共通試験(2021年から導入)の筆記試験は、すべて「読解問題」のみで構成されています!
これから英語の受験対策をする人は、「読解問題」の点数を最大限に上げる勉強をすぐ始めましょう。
「読解問題」の点数を上げるには、知ってる英単語の量を増やすことも必要です。
「大学受験に必要な単語数」は、こちらから確認できます。
②志望大学・学部を早く決めること
「読解問題」の学習を始めて、同時にしてほしいこと。
それは、志望大学・学部を決めることです。
志望大学・学部が決まると、希望する大学の個別試験に「読解問題」以外にどうゆう問題が出題するかがわかります。そうすると、その部分の対策も始められます。
志望大学・学部が決まらない場合は、現在の模試の結果で行けそうな大学・学部と自分が行きたい大学・学部を洗い出してみましょう。
調べていくうちに、どうゆう大学・学部に行きたいかの整理もついてくるでしょう。
③試験内容の分析
志望大学・学部がいくつか定まったら、その大学の英語の試験を分析してみましょう。
「読解問題」以外にどのような試験問題が多く出題されているかを確認していきます。
どの形式の出題問題が多いか傾向がわかるだけで、「読解問題」以外にどの部分に力を入れて勉強すべきか見えてきます。
「読解問題」を中心に学習しながら、自分の入試に必要な「文法・語彙問題」「和訳問題」「英作文」などの対策が始められます。
理系の学部などでは、大学個別の試験に英語が無い場合もあります。
その場合は、センター試験対策オンリーとなります。
センター試験は 70%が「読解問題」なので、「読解問題」で最大限の点数が取れるように「読解問題」の勉強を中心にしながら、残りの文法問題などの対策もしていきましょう。
受験勉強を始める時は、「一生懸命勉強していたところが、実は自分の受験に関係なかった」とならないように戦略的に進めましょう。
そのための英語の対策は、常に「読解問題」を中心に学習を進めること。
そして、志望大学・学部を早く決めて試験内容を分析です。「読解問題」以外にどこを勉強すべきか見極めます。
無駄な勉強を省いて効率よく勉強することも、受験対策のひとつです。
最後に。英語の受験対策の中心は、「読解問題」ですよ!